病棟紹介

精神科救急病棟

救急急性期医療の必要な患者様が入院される病棟です。精神症状により、地域社会での生活のしづらさを感じ、お困りの患者様やご家族に対して、迅速な治療を行うとともに3ヵ月以内の退院を目指しています。そのために、入院1週間以内には治療方針を決定し、医師・看護師・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・公認心理師・管理栄養士など他職種によるチーム医療を行っています。閉鎖環境ではありますが、ストレスの緩和や患者様の生活能力維持していくためにも積極的な開放医療を心がけています。また、患者様だけでなくご家族様の思いも大切にした支援を心がけています。

精神科一般病棟

精神症状の悪化を繰り返す患者様や慢性的な症状を持つ患者様を対象に薬物療法、生活療法などにより早期の精神症状の安定や社会復帰を目指すための取り組みを行っています。医師・看護師・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・公認心理師・管理栄養士などの他職種によるチーム医療を行い、必要に応じてケースカンファレンスを開き、回復状況に合わせた治療・サポート体制の見直しを行い、社会復帰に向けた援助を行っています。

精神科療養病棟

長期的に治療・療養が必要な患者様が入院される病棟です。地域社会での生活が困難な患者様に対して、日常生活援助や作業療法、レクリエーション療法などの生活能力の維持・改善を目指すプログラムを提供し、在宅生活の実現や社会復帰に向けた取り組みを行っています。

アルコール治療専門病棟

当院は、昭和41年に大阪で初めて断酒会が作られた病院として、長きに渡りアルコール依存症治療に携わってきました。アルコール依存症とは、飲酒をコントロールできなくなることで、飲酒する本人の問題だけではなく、ご家族や社会生活までをも失ってしまような恐ろしい病気です。当院では、回復された多くの方々の経験を活かし、主にアルコールリハビリテーションプログラムを実施しています。また、地域の断酒に対する自助グループ(断酒会・AA)や研修会への参加を通して、本人が飲酒の恐ろしさを学び、同志となる仲間を持つことで断酒につながると考え取り組んでいます。